手間を惜しまず青色申告……そのメリットは?

65万円もの特別控除を受けることができる――これって何の事だか分かりますか?
実はこれ、確定申告で青色申告をした際に、事業者が受けられるメリットの一つなんです。
青色申告という形で確定申告を済ませるのは、実は面倒な側面が多いのです。
自分できちんと帳簿を付けて、その年にいくら儲かったのか、あるいは必要経費としてどの程度の金額が必要だったのか、そういう情報を記録しておかなければならないからです。

作業になれないうちは特に、時間を取られるでしょう。
その手間を嫌って、青色申告よりも簡略された白色申告で確定申告を済ませる人もいます。
別にそれでもかまわないのですが、青色申告を行うことによって得られる控除のメリットはやはり大きいでしょう。

また、諸事情によって事業者が抱えた赤字の即時返済を義務とせず、最大で三年間持ちこせるのも大きなメリットです。
チャットレディーという仕事にどこまで当てはめて考えられるか分かりませんが、例えば仕事を始めるに当たって新しいパソコンを購入したり、カメラを購入したりと、なんやかんやが積み重なって出費が増えます。
ちょっと経費がかさみ過ぎた割には入ってくるものが少なかったなという場合であっても、はみ出てしまった赤字の分を三年間繰り越しにできます。
繰り越しにするというのは踏み倒すという意味ではなく、翌年の給与から払えなかった分を支払うという形になります。

書類の作成に手間がかかる分、何かとメリットが多い青色申告。
実は、誰でもいつでも自由に申告できるというわけではなくて、青色申告をやりたければ満たさなければならない条件があります。
それは、きちんと届け出を出すことです。
届け出の詳細に関してはいくらでもウェブページの情報で調べることができますが、ここで期限だけ申告しておくと、青色申告をやりたい年の3月15日までが、青色申告を行う期限です。
もしくは、新しく事業を始めてから二か月以内という制約があります。

別に、一度青色申告の届け出を出してから面倒になってやめた(簡単にできる白色申告にかえた)という横着も認められますから、自分の給与をよく考えたうえで、とりあえず青色申告の届け出だけを出しておいて後で検討し直すということもありです。
みんなけっこうやっていることです。

また、簡易簿記という形で、作成する書類の内容はほとんど白色申告の届け出そのままで、それを青色申告の届け出にコピーして提出することもできます。
これはいわば、簡略化された青色申告の形なので、受けられる控除の額は十万円と少なくなりますが、まったく控除が受けられないよりはずっとましです。
このやり方を、青十なんて言ったりするそうですね。
私も知らなかったんですけど。

どうしようもない面倒くさがりには、青十の選択肢もオススメですよ。